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なにごとも甘く見ないで全力で取組むだけの価値を見出す
2012/02/10(Fri)
左のてんびん皿に薬。右のてんびん皿には心と体がのっけてある。どちらに傾いているにせよ、はかりの針はまずまずの安定をみせている。
服用してきた薬を減らしたい。薬の助けをかりずに自立したいという人は少なくないが、一方の皿にのっていたものを動かすのだから、針は多少揺れることもあるだろう。新しいつりあいを見つけるまで、しばらくの時間を要するかもしれない。

なにをやるにしても甘く見ないで、自分の持てる力を出し切って事にあたる。
薬を飲むことも甘く見ない。ほんとにそれでよいのか。それ以外の選択肢はないのか。かぜ薬一つでも甘く見ない。
薬を減らしたりやめたりするのも、甘く見ない。飲むことを甘く見ると、やめるときもずさんなやめ方で失敗することもあるかもしれない。

二十年以上にわたり失敗を繰り返す身内がいる。薬をただ単純にはずしては失敗している。失敗しても、また同じやり方で同じ失敗をして、そうやって二十年以上を過ごしてきた。
必ずしも病気が重いから薬を離れるのもむずかしいとか、病気が軽いから離れるのもやさしいとかいうことでもないようだ。比較的短期で成功する人もいれば、ズルズルともつれる人もいる。
もつれにもつれる自分の身内に限っていえば、①てんびん秤の針がふらつくような人生のあり方を、もともと嫌っている。②周囲の助けを呼び込むよりは、自分一人でかかえこむ。③腰をすえて徹底するということをしない、気分屋である。
逆にいうと、うまくいった知人たちの共通点には、①楽観的で、目盛りが多少ふらつくのも人生の一部として受け入れる。②周囲の助けをじょうずに呼びこむ。③試行錯誤しながら工夫を重ねてゆくことを楽しむ、といったことが見受けられるように思う。

楽観的、開放的で、現実から目をそむけず、事にあたる勇気と実行力がある。これは何をするにも成功のカギといえるかもしれない。薬から自立できるかできないか、結果にこだわるよりもむしろ、この課題をきっかけに、自分が何を得られるかということのほうが大切なのかもしれない。何ごとにも智恵をしぼり、全力でチャレンジするだけの価値を見出すことは、きっとできると思う。
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