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自分の体に近いものを食べるのが理想だとしたら。
2012/02/04(Sat)
草食動物は草を食べてしっかりした筋肉と骨をつくる。走る速度も持久力も肉食動物を圧倒的に上回る。ゴリラやゾウの、あんなにでかくて立派な体は草食でつくられている。牛だって干草食べてビーフになる。生きものの食生活の事実はそんなようなものだ。

「必要なものは体でつくられる。体の成分のことをいちいち考えて食べるのはムダなこと」とは、ある生物学者の言。
美肌や関節痛にコラーゲン、グルコサミンと何度も聞かされる日常だから、コラーゲンもグルコサミンも食べたくなる。食べればお肌もぴかっと輝いて見え、関節の調子もよくなったように思えるし。
人情であって、科学ではない。科学なんかどうだっていいと開き直り、割り切っている話と思われるが、本気も少しばかり混じっているのかもしれない。
コラーゲン。グルコサミン。胃液でとかされ、吸収される時にはコラーゲンでもグルコサミンでもない。「いったん全部消化されちゃうんだから何を食べたって同じです」。
でもね…そうなると。
「筋肉はたんぱく質だから、成長期は体のもとである肉を食べろ」という発想は、どうなのか。

髪の毛を食べればたくさん髪の毛が生えてくるという発想?? 人間の脳みそを食べると自分の脳みそ成分が増えて、頭がよくなるという発想?? 
肌の成分を肌に塗りこんだり食べたりというのを延長してゆくと、そうなる。
「その思考でゆくと、さいごは共食いになるんだよ」。そう話してくれた人もいた。
理想の食生活は、共食い?? 

日本人の肉食というのは、明治期でも一般に普及していなかった。日本人は昔から雑穀や米、そして野菜を食べ、飛脚なんか日本中を走り回り、昔のみこしは、今の人には持ち上げられないくらいの重さのものが、山道を駆け上がったりもしていた。
昔の日本の食事情と体力。それと今の日本人の食事情と体力。二つを見比べてみて、現代の栄養学はどうか。どうなのか。

人間の体の成分をしらべて、それに近いもの、同じもの、というのだったら、わざわざ体の成分しらべるまでもない。自分のからだに一番近いものを食べるのが理想なら、人間は人間を食べるのがベストということになっちゃう。
体のためにあれとこれを食べましょうといちいち考えて、一口食べるごとに、おクスリの効能書きのようなことを並べ立てなきゃ気が済まない。それでいて旬の食材のことなんかが分からなくなっていっているような。
不自然な話だとつくづく思う。
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