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仕込んだら、見たくなる。-福岡操体法スタジオの講習会 freeyourself.sotai☆docomo.ne.jp(☆→@)-
- 2011/11/10(Thu) -
邪魔したくはないが、ついふたを開けてみたくなる。
重いふたの抵抗が手から伝わってきて、いけないことをしている気持ちになる。覆いがはずれて向こうが見えるまでの、ちょっとした間合いののち、安心と驚きが広がる。
ふたを取るたびに「ああ思いもよらなかった」という気持ちにならないことは、ない。

水が浮いていたり泡をぷくぷく吹いていたり。背中を向けてうずくまったけものが、動かない背中からぷんぷんとにおいだけ発しているようなときもある。「またあんたか、うるさいな」とばかりにこっちをまっすぐにらみ返し、だんまりしているようなときも、ある。
わたしの手は厚かましくも、この無抵抗なぬか床の体をかきわけて、自分の仕込んでおいたお宝を、掘り出すのだ。
ちっさく縮こまった、おばあさんのような漬物。野菜だったとも判別しがたい様子の、べつの生きものになったようなのを引いて、新しい野菜を仕込む。

洗ったばかりの野菜はパリバリとして生きて光をはじいている。
それがぬかの体内に埋められて日が経つごとに、しなびてゆく。塩を集め、微生物たちがわらわらと群がって、古民家のような、こっとうのような、古びたたたずまいの家となる。
ああこれが生命なのだ、と思う。
生命の起こす変化、リアクションが、ささやかで純粋な喜びを、いつも与えてくれる。
ぬか床をあつかうのと、からだをあつかうのと、なんにもかわらない。

古漬けになった野菜たちを、講習の参加者と味わう光景を思い描いてから一か月半あまりが経過した。先週あたりからお出ししている。どこにもない、わたしのぬか床だけが醸す味わいを、ともにいただく。
もうかめからはみ出すほどにぬか床は育った。何年か前に買ったままの漬物用のたるに移し、さらなる拡充をと思っている。
九月にたまたま腸内細菌・乳酸菌が話題となり、「どこかにいい古漬けないものだろうか」と頭を悩ませていたのがウソのようだ。ほしいものは自分でつくる。それが正解だった。


※操体法は自分で動きながら運動神経と感覚神経とを同時にはたらかせ、自律神経本来の働きを取り戻す運動療法です。自分にとって気持ちのよい動きを見つけ、ちょうどよい加減で動きます。
九州・福岡市内にて講習を行っております。自分の体の調整をおぼえながら、自分なりの活動を始めている方もいます。誰でも参加できる定例の講習会(参加費二千円)、少人数で申し込めるプライベート講習や個別もあります。
あなたもいっしょにやってみませんか。
お問い合わせ メール freeyourself.sotai★docomo.ne.jp (★を@に)もしくは080-1720-1097(山下)まで。
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