チャンネルをたくさん持つということの強み-福岡操体法スタジオの講習会 お問合せfreeyourself.sotai★docomo.ne.jp(★→@)- |
2011/09/15(Thu)
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人生が一枚の試験問題ならば、どの人の答案用紙も程度の差こそあれ虫食いだろうと思う。やさしい問題順には並んでいない。最初から一番難しいということだってある。その結果の虫食い。それを順序よくきれいに解きたいと思ったら「これを乗り越えないと先に進めない」ということになる。
解けない問題を前にして、のたうちまわり苦しみもがくことも少なくない私であるが、一生かかって答えの出ない問題も少なくはなく、一応の答えが出るのさえ五年十年かかることもザラ。いったん出た答えを書き改めるのも一度や二度ではない。困難を乗り越えるのはもちろんだいじだが、すぐに解いて片付けようという姿勢は問題をなめてかかっているのか、とも思えてくる。 解けない問題を前にしていちいち悩み苦しんでいれば、なかなか身動きがとれない。動けないというあらたな苦しみが加わって状況はさらにややこしくなる。 今の自分ではどうしようもないことが次から次へと出てくる。生きているということは、いつ解けるかわからない問題をかかえながらも動くということだ。それでもある日、前の問題を読み直したら、ひょいと答えが浮かんだりもする。あとの問題を解くうちに、前の問題が一気に解けるということも少なくない。「これも解けない」「あれも解けない」とぶつくさ言いながらも、できるだけ身軽にしてあちこち食いかじっていると、これが案外に愉快なものなのだ。 ほんとうに動けなくなればそれで終わりだが、「もう動けない」と観念しても、しばらくするとまた動き出したりもするから、生きているっていうのは不思議である。 動きのとれなくなったチャンネルはとりあえずそのままにして、別のチャンネルを開設するのもいい。そこもダメになれば次のチャンネル、また次のチャンネルと、チャンネルが増えていくのもまた、愉快である。 ※操体法は、動きを通じて感覚神経をはたらかせ、自分にとって気持ちのよい動きをちょうどよい加減で動くことで、心身の回復をすみやかにする運動療法です。 九州・福岡市内にて講習を行っております。自分の体の調整をおぼえながら、自分なりの活動を始めている方もいます。誰でも参加できる定例の講習会(参加費二千円)、少人数で申し込めるプライベート講習や個別もあります。 あなたも始めてみませんか。 お問い合わせ メール freeyourself.sotai★docomo.ne.jp (★を@に)もしくは080-1720-1097(山下)まで。 スポンサーサイト
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