生まれる前の記憶が残ってるひともあるという(^o^)「あなたの一番古い記憶はなんですか?」 |
2020/08/04(Tue)
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夏の日差し。光と影の、くっきりしたコントラスト。
よその家の庭も勝手に入り込んでいた。そんな記憶。 空高くにそびえるバラの花。 すぐ目の前にチューリップの花。 こんな手の届くところに、こんな大きな花が。 気づかぬうちに手が伸びていた。 母が気づいて声をかけるが間に合わず、 首からポキリと折れたのに驚き、 そんなつもりなかったのだと顔をあげて振り向いたら、 母と、高齢のじいさんが、こちらを向いて立っている。 母は、けんめいに、私に話しかける。 このひとが、たんせいこめて育てていたものを、 せっかく、こうして花が咲いて、よろこんでおられたものを。 ほら、あやまりなさい。 ぼうとして固まっている私に、じいさんはにこにこと笑いかけ、 「いいんですよいいんですよ」と、とりなしておられた。 その場では、やったことの意味がわからなかったけれども、 その後、何度も思い返すことがあった。 謝りたくとも、ほどなく一家は引っ越しされていかれた。 「せんだいに」と立ち話されるのを聞いた。 「北のほうじゃなくて」と笑われていた。 後日、その地名には、 宮城県の仙台市と、鹿児島県の川内市の二つあると知った。 でもたぶんこれは自分の一番古い記憶ではないだろう。 生まれるときの記憶とか、生まれてすぐの記憶などを持ってるひともあるという。 生まれる前の記憶さえ、残ってるひともあるといいますね。 第2117回「あなたの一番古い記憶はなんですか?」 スポンサーサイト
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