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除夜の鐘の音とネコの喉の鳴る音と。
2010/12/24(Fri)
ネコが喉をゴロゴロ鳴らすのは機嫌のよいときだけでなく、具合のわるいときや死ぬときにも喉を鳴らすという。ゴロゴロ音の周波数は骨の修復を促すはたらきや、苦痛を減らすはたらきを持つともいわれ、医療への応用も考えられる。私の周辺では母音「あ」「い」「う」「え」「お」の発声による体の調整に興味や関心が高まっていて、体験者にはすこぶる好評。この5つの音はそれぞれに特徴ある周波数のパターンを持つが、いまだにはっきりしない点もあるらしい。リクツはともかく声を出せる人は発声を有効に利用してみてはどうだろう。

ムチウチをやってから、日によっては肩と首が恐ろしいくらいに固まることがある。目玉が飛び出すのではないかというくらいに上半身がぱっちんぱっちんである。自分なりにいろんなコントロール方法を探ってきたけれども、声を出すのは手っ取り早いので大いに気に入っている。前回の記事で紹介した方法以外に、もっとカンタンな方法がある。布団の中で突っ伏してうずくまり、お寺の鐘にでもなった気分で「ぉお~んぉお~んぉお~んおんおんおん…」と息のつづく限り、やる。ラクな範囲でやっていく。「お」から「ん」への移行はなめらかに行う。いつ「お」が「ん」になったか、自分でもよくわからないくらいにやるのがコツだ。「ん」から「お」への移行も同様。鐘の音は単純に「おんおん」とは言わないものだ。鐘を突く機会があったら試してみてほしい。腹の底に、頭の中に、ごぉ~んと染み透ってゆくあの響きを体感しておく。鐘の音というのはあなどれない。あの音は人間の悩みの根源である百八つの煩悩を打ち砕く力があるというのだから。

除夜の鐘にはまだ早いが、立っても座ってもうずくまっても四つんばいででも、自分自身が鐘になったつもりで声を出すというのには即効性がある。人が大きな痛みに耐えるときには声を出す。声を出すことによっていろんなことに耐えられるようになっているのだ。ヨガをやったことのある人なら「オーム」を唱えたことがあるかもしれない。「ぉお~んむぅ…」「ぉお~んむぅ…」と響きを重ねて室内に音声をくゆらすことで、自分の内部の深いところまで沈んでゆくかと思うと、宇宙の彼方まで意識を飛ばす。深い発声をすることによって、呼吸が深いものに切り替わるということも、ある。声はコミュニケーションのための道具といわれるが、声の向かっていく先の相手は目の前の人間だけではない。自分を構成する六十兆もの細胞たちや、腸内に住む百兆もの微生物たち。そして目に見えぬ存在にも自分の声は通じているのかもしれない。「あいうえお」や「オーム」といった音声には、ただの用事や気持ちを伝えるといったこと以上の、何らかのメッセージがのせられているということもあるかもしれない。何だかそのようなことさえ考えてしまう。
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