生きている不思議-生有・本有・死有・中有。四つの自分の居場所- |
2014/02/08(Sat)
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生きる。死ぬ。自分の場所はその二つだけで、死の世界は片道切符。旅の終点だ。そのように子供の頃は教わっていたが、迷惑な話だ。「旅をやめたくない。死ぬのはいやだ」と、どれだけ恐ろしい思いをしたか。
「死んだら終わり」。死後の眠りは永遠に続く。その「永遠」を思うと耐えがたく、土中深くに生き埋めにされる息苦しさと恐怖を味わう。基本的には大人になっても死といえば恐怖だったが、さすがにどう考えてもこれはおかしいと気がついた。 自分の生まれる前のことを考える。時代をさかのぼれば親の生きた時代があり、恐竜の生きた時代もあり、さらにさかのぼっていくと、この宇宙の始まりまでたどり着く。 そこまでの百億年だか二百億年だか知らないが、そんなに長い間、自分というのは存在しない。しかしそのことで自分は何ら不都合も感じないし、宇宙のほうだって何ら不都合はなかったろう。 ![]() 健康法 ブログランキングへ この宇宙が生まれる前の時代というのは、「時空も存在しない」。つまり時間も空間もないなどと言われるので想像もできないが、宇宙もなく時空もない状態にあっても、不在である私には何ら不都合ない。それどころか、それで結構だ。 自分の生まれる前に、すでに一つの「永遠」が横たわっている。永遠を旅するのは経験済みだし、そこに恐怖も不都合もなさそうである。「死の恐怖」をいうのだったらむしろ、今の自分が生きていることのほうが、よほど不思議だ。永遠と永遠のはざまの中に、自分の「今」があり、「今の自分」がぽっかりと顔を出している。「永遠」の中から出てきた自分が、ふたたび「永遠」のところに旅立つ。そこにウソもなく、反論もできない。もとからそんなものだった。 「人生とは、死に至るまでのほんの一瞬の中間バルドゥ状態。代謝で見ると、同化作用と異化作用(つかの間の生と死)が交錯する状態である」 チベット医学入門書には、人の人生がいともカンタンな二行で書き記されている。実にあっけないものだと感心を、する。 ![]() 操体法講座(グループ実習)のお知らせ ※2月の公開実習は、第二土曜(2月8日)、第四土曜(2月22日)、第四水曜(2月26日)が決定しています。 第三土曜日(2月15日)は未定。お問い合わせください。 ※誰でも参加できます。(参加費二千円) ※お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に)PCからも受信可。 携帯メールfreeyourself.sotai★docomo.ne.jp(★は@に)携帯同士のみ受信可。 ※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。 ①グループ実習(参加費2000円)②ゆったりプライベート実習(二名2500円。三名~2000円) ③じっくり個別実習(3000円) ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。 ※見学・体験受付中。 天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。 博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。 お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に)携帯・PC受信可。 携帯メールfreeyourself.sotai★docomo.ne.jp(★は@に)携帯からのみ受信可。 スポンサーサイト
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