その言葉が出てくる身体-親切なおめぐみをしてもらうためではない-
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2014/01/28(Tue)
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真冬にインド服とサンダル履きの姿。「寒かろう」と言われ、温かくて丈夫な軍服に外套や靴を進駐軍に支給されたとき、「親切で言ってくれるのはわかるが、私がこんな姿をしているのは親切なおめぐみをしてもらうためではない。私たちは戦争に負けた。しかし私は精神的には負けていない」と言った。そんな日本人の言葉にぐっと心をつかまれ、そのまま読み続けている。
肉体的にも自信がなければ言えない言葉だ。言ったら即、死を意味する場合もある。自分などは、表面でくやし涙を流しても、心の中では「やれ助かった。あたたかいな、よかったな」などと思うに違いない。 いったいこの人は、どういう人で、どんな体験をしてきたのか。知りたく思い、二千ページ近くあろうかという手記に少しずつ目を通す。「インドで監獄に入ったとき、その生活を天国のように感じた私には、日本の冬もまた楽園のようにおだやかにしか感じなかった」 ![]() 健康法 ブログランキングへ 肉体的な鍛錬を若いころにやっているのと、やっていないとでは、心の持ちようもまったく違う。人間のほんとうの実力というのは熱さ寒さ、飢えや渇きなど肉体でどれだけ苦痛を乗り越えたかで、決まるところもある。この恐いもの知らずのような人が、見知らぬ土地で熱さに焼かれ、寒さに凍り、水に溺れ、砂漠をさまよい、強烈な恐れや不安を感じた体験を、包み隠さず書き残すということにまた、私は強い勇気のことを、思う。 熱さは体に毒だから涼しくしましょう、寒さも体に毒ですよ。お食事も三度三度とって、お水もきちんと飲みましょうというような「便利な生活」の中で、失っていくもののことを痛感させられる。「精神的に負けてはいない」というのは、肉体的にも負けていないところがなければ言えない。その肉体的な強さというのはもちろん、国の体力テストや病院の人間ドックなんかじゃ測れない身体の強さのことである。 ![]() 操体法講座(グループ実習)のお知らせ ※2月の公開実習は、第二土曜(2月8日)と第四水曜(2月26日)が決定しています。 第三・第四土曜日(2月15日・22日)は未定。お問い合わせください。 ※誰でも参加できます。(参加費二千円) ※お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に)PCからも受信可。 携帯メールfreeyourself.sotai★docomo.ne.jp(★は@に)携帯同士のみ受信可。 ※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。 ①グループ実習(参加費2000円)②ゆったりプライベート実習(二名2500円。三名~2000円) ③じっくり個別実習(3000円) ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。 ※見学・体験受付中。 天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。 博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。 お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に)携帯・PC受信可。 携帯メールfreeyourself.sotai★docomo.ne.jp(★は@に)携帯からのみ受信可。 スポンサーサイト
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