行き過ぎてすべてを台無しにしてしまう-六割主義のさじ加減- |
2013/11/01(Fri)
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「六割という加減はどのあたりにあるのか?」と、たずねられることは多い。
「六割のさじ加減」そのものが、むずかしいのではない。日本での、今の自分たちのこの生活環境が「六割のさじ加減」を許さない場所になっているのではないか。そのように思われる。 生活のもっとも根本である労働のあり方が、まず間違っている。まともに働けば過労死。まじめに働く人は心身に不調をきたす労働環境である。娯楽であるスポーツのあり方も相当におかしい。体に故障をかかえながらプレーするのが当たり前の選手たちがお手本。あふれる食べ物にコントロールを失って、過食に拒食。 ![]() 健康法 ブログランキングへ 「六割のさじ加減」どころか、よゆうを残すところのない「めいっぱい」のきりきり舞いではないか。 「過剰消費」をそそのかすテレビ。「体をこわすくらいでなければおもしろくもない」「過剰にやれ」と、けしかける。「生活とは心身をすり減らすことより他にない」 そんなメッセージがどこかから聞こえてくるような気がしてならないのである。 自分の週末は、師匠の操体法でしめくくられる。「六割のさじ加減」のお手本に向き合う時であり、足を運ぶたびに心より安堵を感じる日でもある。ここは地上最後の日にも同じ空気が流れるのだろう、などと想像させられる不思議な場所である。 師匠と過ごしていると、「六割のさじ加減というのは、節度を保つということなのだなあ」と、しみじみ思う。しみじみ思うということは、自分もまた、つねに何かにせっつかれるような、きりきり舞いのような向き合い方をしているということに他ならない。 節度を保つということは、何度繰り返しても負担にならないということである。生活は日常であり、日常は繰り返しの連続である。その繰り返しが心身の負担にもならず、苦にもならず、ラクに過ごして生きられるということ。それが六割主義のさじ加減を追求する操体法の、目指すものの一つではなかろうか。 ![]() 秋の操体法講座のお知らせ ※秋の操体法講座 どなたでも参加できます。 ①11月9日15時~(天神会場) ②11月10日10時30分~(野間会場) ③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場) ※誰でも参加できます。(参加費二千円) ※お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に) ※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。 ①みんなで講習会(参加費2000円) ②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円) ③一人でじっくり個別実習(一回3000円) ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。 ※見学・体験受付中。 天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。 博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。 お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に) スポンサーサイト
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