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寝ているうちに治している
2013/03/30(Sat)
体操教室で習わなくても、もともと具わった自然の感覚で、体の歪みはとれるようになっている。まことに便利で結構なシステムが具わっている私たちの体であるが、現代人は、その機能がじゅうぶんに働かなくなってしまっている。


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癒動操体法を、こわがる人もいる。気持ちわるいという人もいる。しかしいったん「出た」人は、「あんな気持ちのいいことはない」という。研究会では年に一度、癒動操体法の実習をする。昨年は会場のあちこちで、とくに女性たちが、海にぷかぷか浮かんで水をかいているような、海中深くもぐっていくような、何とも気持ちよさげな動きが出ていた。気持ちわるがっていた人も、つられてずいぶん動きが出ていた。「わたしは出なかった」とさびしそうにしていた人も、「おうちに帰って手を当てていたら、出た」とか、野間の講習でつい先だっても、「もうあなたは出るよ」と手を置いてみたら、たちまち二名が「あっ、出た出た」「自分はぜったい出ないぞと頑張っていたのに」ずいぶん愉快にやっていた。
薬を長期に服用している人は不思議と出ない。体の力のないような感じのときも出ない。本人の意志とは関係ない。ぜったい出すものかと思っても、出るときは出る。ぜひ出したいと願っても、出ないときは出ない。「出るとか出ないとか、考えないほうがいいよ」とは師匠の言。

私ははじめからこの癒動操体法が目当てだった。母が家で取組んでいたのが妙に薄気味悪く、できればやめてほしかったのだが、半年も経たぬうち、母はめきめきと元気になった。習い事を始めるなどずいぶん様子も変わった。ああも変われるものならと、ついて行った。「私はだまされないぞ」。そんな気持ちも手伝って、「母のあれ、私にも出せますか」と仏頂面であごをしゃくったものだった。「出るよ」という返事だったので、「じゃあ」とベッドに乗った。それからものの十分も経たぬうちに、私の世界は一変していた。
「うわ、動く!体って、こういうふうにも動くんだ!」

四半世紀も前のことだが忘れもしない。あれが最初の操体法体験。
今もときどき考える。癒動操体法のような、ちょっといかがわしい感じのものに好奇心をつつかれなかったならば、あのときついて行ったかどうかは、わからない。
(前回のつづき。この項終了)

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※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
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 ②③は日程・時間帯を希望にあわせます。西鉄高宮駅徒歩3分。
 お問い合わせ電話080(1720)1097(山下) 
  またはメールfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@に)
 

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