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全身骨格の改造は自分の手で
2013/03/16(Sat)
あらゆる動きは筋肉せんいが「縮む」ことで成立する。心臓も、ぎゅっと縮んでは縮むのをやめ、という繰り返しで拍動を打つ。
ある動きを行うと、その動きを主にリードする筋肉は縮み、筋肉の縮みに応じて伸びる筋肉もある。
体の中で筋肉の収縮と伸びがいっせいにあちこちで発生し、その全てを総合したバランスが、どの瞬間にもつり合いをとって、動いている。

ストレッチで筋肉をのばしましょうというが、必ずどこかの筋肉は縮ませている。筋肉弛緩剤やりすぎると動けなくなるのも、弛緩剤でゆるみすぎて縮むことができないからだ。
伸びるのは、べつのどこかを縮ませた結果にすぎない。
「筋肉が自ら伸びる」ということは、あり得ない。
筋肉は縮む。拍動が、心臓の筋肉の収縮と弛緩の繰り返しであるのと同じである。

全身が、たくさんの関節ごとに、主導筋と、主導筋の動きを補って協力する筋肉と、主導筋とは逆の、「これ以上伸びたら危ない」というところで動きを支え、踏みとどまろうとする拮抗筋とのバランスが、ある。
全身が、たくさんの関節ごとに、いろんな向きの綱引きをしながら、あらゆる動きを実現させている。
主導筋という名の筋肉はない。拮抗筋という名を持つ筋肉もない。動きごとに、どこが主導の役割を演じ、どこが拮抗の役割を演じるか、一定しない。

操体法は、「骨格の位置は筋肉の状態で決められる」ということから、筋肉の観察を重視する。
骨格の歪みは、骨が歪んで起こるのではなくて、筋肉の綱引きの結果もたらされた力のアンバランスが、目に見えるかたちで表現されていると考えるのである。
だから筋肉のバランスを調整する。骨格が歪んでいるから、そこを切り開き、「正しい位置」にボルトで固定すればいいですよ、とは決して言わない。

人間は絶えず動いている。座禅をくんで、一生懸命にじっとしているつもりでも、静止なんかできない。寝ているときも人はよく動くし、呼吸なんかも、全身の骨格がせいだいに動いている。切り開いてたまたま「正しい位置」が見つかったとしても、骨は生活の中でそこにじっとなどしていられない。無理やり固定された位置は、時には正しく、時にはとんでもない間違いとなるだろう。手術痕は周辺をだんだんと縮ませ、また別の歪みを発生させる。
できることなら全身の骨格を正しい位置に固定したいという心情もわからないではないが、それなら「全身骨格改造手術」で全身の骨格をボルト固定してもらうほうが、みんな具合よく日常を送れるようになるという話だ。ましてや一番負担のかかっている場所を切り開こうというのは、どういう理由なのか、体の成り立ちから説明が必要ではなかろうか。
(この項次回につづく)
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