「筋肉をゆるめろコリをとれ」と訳もわからずやっていたら宗教みたいだから
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2012/09/25(Tue)
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筋肉がゆるめば血流が復活する。血液があっさり流れてくれたら血圧も下がる。流れてくれないから力づくで流すのが高血圧。筋肉をゆるめずに降圧剤を使うと脳への血液の供給が低下。脳がやられてボケがくるという専門家の意見もこれで合点がいく。血圧の高い人は血流が落ちている。血流の落ちる理由は筋肉が固いからなのだ。
筋肉がゆるめば自律神経の働きも回復する。そう橋本敬三医師は言うのである。自律神経の働きが回復すると五臓六腑の機能も回復する。つまりは全身の機能が回復するということだ。 病気の名前がどんどん増えて、家庭の医学書もものすごい厚さになっている。その万病の症状を一つ一つ調べていくと「体調がわるい」の一言につきる。日常を気持ちよく送れない。快食・快便・快眠がそこなわれていない病気などは一つもない。 病気とは、五臓六腑の働きが本来ではない。体の機能が混乱し、じゅうぶんではないということだ。その働きをつかさどっているのは何か。自律神経である。だから「自律神経の働きが正常になることで病気から解放されます」「自律神経の働きを保っておれば未病も防げます」というのが橋本敬三医師の意見である。そういう医学的な説明と意見が『万病を治せる妙療法-操体法-』(農文協)というタイトルになっている。精神的混乱・精神機能の不順というのも、もとをたどればここに帰結する。「筋肉をゆるめろコリをとれ」というのは万病に共通の処方箋ともいえる。 現代医学には万の病気に万の治療法がある。製薬会社は万どころか二十万種以上もの化学物質を私たちに提供してくれているが、病気でない人には副作用しかもたらさない。多少なりとも危険と害悪を伴う治療なので、その責任を一手に引き受ける責任者を必要とする。だから医者はたいへんな仕事なのだ。そのお医者さんが操体法で決まりだと言っている。東洋医学、とくに手技療法の場合、万の病気すべてに共通したやり方である。病人と病人でない人とを区別しない。とくに健康に問題ないという人も取り組めば健康増進をはかれるというやり方である。 病気で弱った体にも安全で、病気でない体にも有益だというやり方。たしかにわるいことは何一つない。 「失うものは何もありません。やってみてください」と橋本敬三先生が胸を張って言われたゆえんでもある。 スポンサーサイト
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