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感謝の心で体をととのえる-症状におびえず、慢心もせず-
2012/09/21(Fri)
「症状が出たからといって騒ぐんじゃない。症状がないからといって慢心するんじゃない」
私たちが先生から二十年がかりで教わってきたこと。
「症状は、関係ない。症状に振りまわされるな。症状が出ようと出まいと筋肉をゆるめてコリをとれ」
先生は徹底している。この二十年ぜんぜんブレない。

私たちは、それでも騒ぐ。ちょっとしたことで不安にかられ、痛いのつらいのと毎度の騒ぎである。
予約日まで自力でしのぐか。家族や心当たりで予約日をゆずりあうか。ふだんの自分たちが、どのていどほんもので、どのていどいい加減か。じっさいの症状にどれだけ応じられるかで明らかになってしまう。
何か症状が出るたび病院に駆け込む人も少なくない。いや、それがほとんどかもしれない。家人もその一人だが、それは本人の自由だからわるいことでも何でもない。主人公は患者自身。自分の人生だ。何をどうしようと堂々と判断し堂々と実行すればいい。

症状が出たからといって騒がず、症状がないからといって慢心することもなく、日々筋肉をゆるめてコリをとる。実行しようとしまいと基本は基本。基本は根っこだから、ぐらついてちゃいけない。症状が出ても、「あ、近ごろ少々怠けてたかな」くらいのことで、慌ててみてもしょうがない。
症状もそう長くは続かない。おさまれば、自分の回復力に感謝して、日常に戻るだけのこと。

操体法で体をととのえるのは、雨の日も風の日も晴れの日も、一日一日を過ごせることへの感謝の心だと私は考える。
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