目出度いこと-自然の定めたじゅんじょに従って- |
2014/01/02(Thu)
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正月の色紙に「祖父祖母が死に、父母が死に、子が死んで孫死ぬ」と書いた名僧がいる。「ひどいじゃないか」と腹を立てられ、「目出度い色紙じゃないか」と開き直られる。
「逆さぼとけにだけは、ならんでほしい」という心配が、母にはある。「逆さ」とは順番が逆さまということ。順序よく死ぬことはしぜんだが、何らかの理由あって、あとに死ぬべき人が先に死ぬ。「逆さぼとけ」といわれて縁起がわるい。 父母より先に祖父祖母がいなくなるのはしぜんで、子より先に親が、孫より先に子が、順番よく逝くのは、事故や災難がなかったという証拠。言われてみれば目出度い。 ![]() 健康法 ブログランキングへ きょうだいもだんだん年をとる。顔をあわせれば、「一人も欠けず、つつがなくみんな成人したもんだ」という話になる。こればかりは努力だけではどうしようもない。 シルクロードの長寿郷に、現代文明とつながる便利な道路が増えてきた。すると、百歳長寿の両親に先立って、子の代が先に亡くなるケースが増えてきた。そんな「現代文明」の中で生活している私たちである。 明けましておめでとうございます。みなさまのご多幸とご健勝をお祈りいたします。 スポンサーサイト
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