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快方向の動きの謎-日々是好日-
2013/03/25(Mon)
初心者に無心の目があり、「どうして日は西へ沈むのか?」という新鮮な疑問を子供が持つのと同じく、「なぜこんな動きで体が変わるのか?」という鋭い質問も出てくる。


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気持ちのいい動き、快方向の動きというが、まんぜんとやっていても実はあまり進歩がない。
動きのどこかで、①タメをつくり、②一気に力を抜く、という手順をふむと結果は格段にちがう。
何度も何度も体で試してみて、「じわ~っとタメをつくり」「トンと抜く」、たったこれだけのことが、わかるか、わからないか。ここがミソであるのだなあと思う。名人とヘタクソの大幅な違いも、そこで出てくるだろう。
「どうしていちいち、じ~っとしてなきゃいけないんでしょうね?」質問を向けられて、「不思議ですよねえ」と正直な笑いが出る。「脱力する」という点は了承するとして、「タメをつくり」「一気に抜く」という独特の動きには質問が集まりやすい。

実験①コップやスティックのりなど、握りやすいものを、手で握ってみる。
実験②握る手に力をこめていって、どんどんどんどん強く握っていく。
力をこめるには、手の動きだけでは済まなくなって、腕が曲がってきたり背中や胴体がねじれたり、全身に動きが伝わるのがわかる。
これが、タメをつくる理由。操体法で「気持ちのよい、ラクなほうに動け」というのはなぜかという説明にもなっている。

ネコのあくび、犬のあくびは動きの手本だ。最初はもわ~んと口が開き、いっせいに花々が咲いてゆくように全身すみずみにまであくびが伝わってゆき、ついに「カ・イ・カ・ン」のタメに至る。その終わりはあっけなく、スタスタ歩いて去ってゆく彼らの後ろ姿は「ああヨカッタヨカッタ、日々是好日」と語っている。

ただものを握るということさえ、できなくなることもある。エンピツ一本だって握れない。当たり前にできることができなくなる理由は何か。それも実験②の結果により説明できる。
タメのない動きをやってみたり、タメを強くしたり弱くしたり、長くしたり短くしたり、いろいろと実験するうちに、「ナルホド」とわかってくることもある。わからないまま慣れっこになって疑問さえ持たれなくなるのは残念なことだ。

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