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カラッポなのが一番元気-身も心も身軽なのが自由-
2013/01/04(Fri)
元気になると身軽になる。身軽は自由の保証だ。どこへでも、どこまでも歩んでいける。その自由が、人はうれしいし、好きなのだ。
回復して元気になった体が軽いのは疲れがなくてカラッポだからだ。
疲れ物質やら老廃物やら毒素やら、たまったものを吐き出すほうが、より身軽、より自由ということ。疲れれば体も重くなって休む。休むと軽くなって元気になる。何一つむずかしいことはない。

心も疲れたら休めばよかろうと思う。どうしたら心が休まるか。心も休みたい。心も休ませたいと思う。
現代人の生活というのは、山歩きや畑仕事のように全身をじゅうぶんに使う機会がほとんどない。過食と運動不足。とりこむエネルギーは慢性的に過剰。「出す」ということは慢性的に不足の生活スタイルである。
戸外で肉体をじゅうぶんに使ったときの疲れは爽やかだ。充足と喜びがあり、むしろ心は軽くなる。「あとは食べて寝るだけ」というシンプルな疲れは、生き物の自然に近い。健全な疲れといえるだろう。
しかし密室に閉じこもり、イスに根を生やし、長方形のスクリーンの中に目をきょろきょろ泳がして、頭を急がしく回転させるというのは人間という生き物にとって十分な運動とはいえない。
屋内ジムで運動している過食の人は、失礼な言い方になるが、生きるに十分すぎる餌を与えられたカゴの回転ぐるまの中で、いつまでも同じところを走らされているげっ歯類の姿などが想像される。

野生のネズミたちの生活と、どっちが幸せかを決めるのはもちろん各自の自由だが、戸外で十分に体を使ったときの、爽やかな疲れを味わえる生活を送るのは幸せの一つのかたちといえる。心がサッパリせず、「あとは食べて寝るだけ」というわけにもいかず、「そんなことでは解消できないほどの疲れだ」と感じるのは疲れすぎである。体はさほど疲れていないはずだのに、何故そんなに疲れを感じるのだろうか。
いったいどこがどう疲れているというのか。
こういうのをまさにストレスというのだろう。
ストレスの時代ストレスの時代とカンタンに言われるが、「密室における頭脳労働の時代」のことが、「過酷なストレスの時代」といわれている中味ではないのか。

体も資本だけど心も資本だ。心が疲れてはもはや自由がない。心が身軽で自由でなければ、息も深く体の中まで入ってこない。腰が重い、肩が痛い、頭も重いし目がチカチカしょぼしょぼする。「私たちは便利でラクな生活を送れて幸せだ」「毎日がありがたい」と素直にはいえない。口を開けばののしりや呪いが飛び出す、半健康・半病人状態の家人を見ていて、そんなことを考えずにはいられなくなる。

「『人間は動物だからね、うごく方が本当ですよ…しかしだね、本当に自主性を持って、人生の目的というものをはっきり見極めて動いておる人が、幾人あるでしょうか。たいがいが惰性で動いておるのとちがうかな。何かに引かれたり、何かに押されたり、あるいは他人のまねをしたりして、盲動しておるのと違いますかな。みなが学校へゆくからわしも行く、みなが銭もうけをするからわしもする。みなが嫁さん貰うからわしも貰う、働かないと食えんからイヤでも働く…街の中を歩いていたら、大勢が並んでおるから、何ぞ良い物が…と思って後へついて並んだら、葬式の御焼香の場だったという、笑えぬ話があるが、そんな動きならせん方がましでしょう…一度静かに坐って、よく落ち着いて、自分は一体どっちの方角へ向いて、どのように動くべきかということを、はっきり考える必要がある。それが坐禅ということである。坐禅とは坐って静かに考えることだ』…動くことは大切であるが、盲動はいかぬ。想うことは必要であるが、妄想は困る…」

本に記された文字を追ううちに、心当たりがいくらも出てくる。山の中を一人で歩いていると、歩き始めのうちは周囲の風景や音に気がつかないものだ。せっかく木々に光が降り注ぎ、鳥たちがさえずっているというのに、関係のないことで頭がいっぱい。敵も味方も不明の一人相撲。戦争状態である。これでは心も疲れてへとへとになって当然と気がつく。
あの白隠和尚でさえ坐禅している最中に「そういや隣の奥さんに三年前、黒豆三合と糠を一升貸していたっけ~」などと思い出したと書きつけているそうである。
坐禅して修行積んでいる人はきっと身も心も清らかで落ちついているだろう。そうカンタンに考えてしまうが、そんなカンタンに清まるものなら毎日ああして坐る必要もないわけで、毎日部屋のお掃除をしてないと乱雑になるのと同じように、せめて心も体もとりこんだだけのものは排泄し、日々の心身の身軽さと自由をそこなわないようにしたいものである。


※一月の集まりは9日、23日、26日が決定です。12日は天神会場。19日は希望者があれば実施します。
初めて参加の方は日時と場所の確認は freeyourself★yahoo.co.jp(★→@)まで、もしくは 080(1720)1097(山下)まで。参加費二千円。予約不要。
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