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雪混じりの風が吹く中に行列のできるラーメン屋
2012/12/27(Thu)
震えながらじっと耐えている人をいつも見かけるラーメン屋。夏は夏で照りつける中を並んでいる。並ぶ人も並ばれる店の人もあっぱれだ。

たとえ火の中、水の中。人間、要は、やる気だ。
やる気は、こころ。心の充足のためには時間も手間もお金も惜しまない。それが人の行動の基本だ。ラーメン一杯のために早起きして車を飛ばして行列に並んで雪混じりの風にあたっていても、どうってことない。
「ぜひこれを見習おう。これが人間の基本。忘れてはならない」と通りすがりに思う。
何の行列に加わるか。それはまた別の話だ。
人間いつもラーメンばっかりというわけにもいかないだろう。ラーメン一杯にこれだけの行列をつくるのだ。操体法の前にだって行列できないこともないなどと思ったり。

持ちものを奪って逃げた女がいた。持ちものを奪われた男たちが必死に探しているところに世尊があらわれた。「女を見かけなかったか」と世尊に事情を説明すると、「逃げた女を探し求めるのと、自己を探し求めるのと、どちらがすぐれていると思われるか」と問いかけてくる。男たちはとっさに「それはもちろん自己を探し求めるほうでしょう」と返事をし、その場で教えを受けて受戒した。そんな話もある。
ラーメンと同列にしたらいけないこととは思うが、あり得ないことでもないように思われてくることがある。
いやまあ、あり得ないかな。
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