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料理は食べる人がいてはじめて完成する
2012/10/17(Wed)
料理の味は食べる人の感覚で違うものになる。運動して汗をかいた後では強めの塩加減がおいしい。空腹ならどんなものでも大抵うまい。味付けの基準はない。食べる人の条件によって求められる加減は異なるのだ。

体の調整もまた同じ。
そのときどきに応じて加減しなければうまくいかない。
筋肉が全体的に硬くなっている場合はどうするか。体に力のないときにはどうするのか。
同じ操法の動きでも、力の加減は違ってくる。タメる時間の長さも長くしたり短くしたり、そのときどきの状態にあわせて加減するのが肝要。
人間相手のことだから、機械的に、右に何度左に何度で力加減何キログラムというわけにはいかない。人間あっての加減。一期一会の加減といってもいい。

シンプルな料理ほど加減がむずかしいといわれるが、シンプルな体の動きにも同じことがいえる。加減によって癒しの動きになり、筋肉をゆるめることにもなるし、逆の結果を生むことにもなりうる。
塩が多すぎでも少なすぎでも料理は台無しになる。火加減や加熱の具合もタイミング次第で感動か失望かをわける。
足や腕を、どのくらい上げるか。どの方向に、どのくらいねじるか。力の加減はどうか。脱力のタイミングとインターバルの長さはじゅうぶんか。
それぞれの要素について、ベストの加減というのがある。

これ以上ないというほどシンプルな動き。誰にでもできる動きでコリを解消し、筋肉の弾力を取り戻すというのだから、操体法は加減一つが結果を大きく左右するといっていい。
料理人は舌の感覚をきたえるというが、操体法もまた同じ。深めていくほど奥があり、それだけおもしろくなる。
料理は食べられたときにはじめて完成をみるといわれる。つくる人が、食べる人への配慮を、皿に盛って運んでいるのだ。施術もまた同じだろう。

※10月の公開講習…24日(水)27日(土)受付中(福岡市内)。
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