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からだに耳をすませるときの、心の置きどころ
2012/05/22(Tue)
ニワトリをつかまえるには素知らぬふりを装いつつ、相手の動きに注意して、ここぞというとき一気にしとめる。名人のお手本を参考にそこらの鳩に試すと有効である。百発百中とはいかないが面白い。

人の体に触れてコリや圧痛を見つけるときも似た気分になる。
「治すぞ」とむきになることはない。自分の意思とは別のところにスイッチが入り、手の感覚にゆだねる。
「さ、行け」。手綱をゆるめ、好きに嗅ぎまわらせるだけでいい。

メンドリの腹の下から卵をとり出すのも、慣れないと突つかれたり騒がれたりする。無心ですっと手を伸ばせば、ひょいと卵を取らせてくれたものだった。ああいうのも人の体に向き合うときに有効な、心の置きどころに通じるものがあるのだろう。
「疲れませんか」と声をかけられることもあるが、「いやこれはいつやっても実に楽しいんですよ」。
施術中にそんな話にもなる。
「え。楽しいんですか」「ほんと、おもしろいんです。少しやってみれば分かりますよ」。
釣り糸から指先に伝わってくる、手ごたえのようなもの。「はっ?」とくる。「お?」とくる。「ははぁ、なるほどね」。「おお~」。
「抜けましたね」「ハイ抜けました」。
こんなやりとりの繰り返し。

操体法が、面白くないわけ、ないのだ。
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