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一生かけても叶えられるかどうか分からない目標-バカになる-
2012/03/12(Mon)
自分の小さなバカを嘆くより、さかしらぶることのできる半端なかしこさのほうを嘆くべきなのかもしれない。おのれのバカのしょぼさ加減をなげき、もっとスケールの大きいバカを目指すというほうが、いっそせいせいする。

テレビや新聞で話題にされる人々の活躍ぶりを見ていると、むしろふつうのまま生きているのはすごいことなんじゃないかと思えてくる。
かしこい人々が目標を持ってあれこれ努力を積んで生きている。それは確かにすごいことで、見習わなければならない。しかし、どこから見ても文句のつけようもない人間像を出されれば出されるほど、こんなふうな生き方しか人間には許されないのだろうかと思えてくる。
「バカじゃこの世は生きられない」とか、「そんなことじゃ、やっていけないよ」という脅迫が本当なら、ふつうのままで生きられているというほうが不思議。ふつうよりもバカのほうが、もっとすごい。
どっこいそれでも死なずに生きている。やっていけないようなのが生きているこの世の中のほうが捨てたもんじゃない、と妙に感動する。

ひょっとして、バカであればあるほど、すごいことなんじゃないのか。
中途半端にバカだったり中途半端にかしこいというのではない。究極のバカとはなにかということは考察に値する。
受験勉強も人一倍やってしまった。大学で教育も受けたうえ、大学へ少なからぬ人数を送り込んでしまった。そんな自分が、これからバカを目指すという大事業に取り組もうかと考える。
ただのバカじゃなれない究極のバカとは。ただのかしこさでも到達できない、大バカモノとは。
それを自分の目標の一つに入れてある。果たして叶うのか。どうすれば叶えられるのか。道なき道。平坦な道ではなさそうだから、おもしろい。
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