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痛みを味方につけて、トンネルから脱出する-圧痛点の意味-
2012/02/09(Thu)
体が苦しい。心が苦しい。その真っ暗闇のトンネルから抜け出したい。暗闇を手探りする指先が、ロープに触れる。それが痛みだ。出口への道しるべとなる痛み。それが圧痛点だが、とかく痛みは嫌われ者でろくな待遇を受けていない。
「痛み」とよくよくつきあってみると、いろんな顔つきをしている。顔つきが分かるようになると、どれをどう味方につければよいかが次第に分かってくる。
「体じゅう痛いところだらけだよ、みんなが知らないだけ」。
ツボを押されて「そんな所が痛いだなんて」と不審がる私は笑い飛ばされた。「痛いのがイヤだから調整に通っているのに、痛いところだらけだなんて、ゆるせない」とも思った。
「痛みと友だちになるんだよ」。そうも言われた。

もう遠い昔の話だ。英語のフレンドには友人と味方、二つの意味があるというが、痛みは今の私にとって友というよりむしろ心強い味方である。
暗闇の中、ロープをたよりに進んでゆくと、たくさんのロープが枝分かれしていたり、途切れたりしている。これらのロープの中から一番確実で効率もよく、一番よい出口に出られるものを選ぶ。それには少々経験も必要になるかもしれない。やっかいに思われることもあるかもしれない。しかし間違いなく導いてくれるものがあるということがたいへん有難い。
それほどまでに大事なものが誤解され、殺痛剤(鎮痛剤)をかけられたり退治するべき対象となったりしている。痛みは自分自身の体からの警告であるとともに、救いへと導いてくれる。そのやり方が、操体法には示されているといえる。
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