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地球は丸くもあり平らでもある-からだにまつわる異文化の理解-福岡操体法スタジオの講習会 freeyourself.sotai☆docomo.ne.jp(☆→@)
- 2011/11/18(Fri) -
海の向うから船全体が近付く姿でなく、船体の一部が徐々に姿を現す。地球が丸いことを証明する。地球が丸いと騒がれる以前からの日常の光景が、「地球が丸い」ということには結びつかないままだった。たとえ結びついたにせよ、そこから先の意味が分からなければ、役にも立たない、ただの知識である。
今も大半の人にとっては、地球は丸くても平らでもかまわない。

からだのことも似ている。床に仰向けに寝てもらい、足を見せてもらう。何か、気づくことはないだろうか。
たとえば足のつま先の向きが、左右対称になってはいない。
手が右利きの場合、かなりの割合で、つま先が、やや右のほうへ流れているように見えることが多い。

試しにどちらか片方のつま先をそっと移動させ、「これで左右がそろって対称になる」と思われる場所に持っていってやる。すると、わずかながら本人は、どこかがつっぱったり歪みを感じるなどの不自然を感じるだろう。

足の長さも、違っている。右利きの方の場合、かなりの割合で、左足のつま先のほうが、やや短いように見えることが多い。これもできるだけそっと左右がそろう位置に持っていって支えておくと、不自然が感じられる。

こうした足の左右の差は、腰骨が傾いて左右の高さが違っていたり、ねじれているのを床に寝させて、強制的に平らな状態にするために見られることである。
腰痛がひどくなると、腰骨は位置や向きを変えることが困難となり、床にまっすぐ寝ることさえ不可能になる。

はじめてこういうことを耳にしたときの自分は、妙だとしか思わなかった。
理屈ではない、事実だと言われ、機会あるごとに何人もの足を見せてもらった。
それでも自分は納得しない。腑に落ちないのである。「ああそうですね、おっしゃるとおり」と言いながら、意識は素通りしていく。「事実なんでしょうけれども、それと自分とが、どんな関わりがあるというんですか」。
私の腰の骨がねじれていようと傾いていようと、自分にはそれがまっすぐ正常に思われるのだから、それでけっこう。おかまいなく。
事実と照らし合わせて確認したとしても、事実は事実として、それだけのことになっていた。

こういうことを何度も何度も、繰り返し確認をして年月が経つうちに、ようやくこのことの持つ重大な意味が見えてくるようになった。地球が丸いということが、どういう意味を持つのか、分かってきたのである。
文化人類学者のたまり場のような大学で過ごし、異文化にまつわることを考えてきたつもりだったが、こういうからだについての理解もまた、異文化理解の一つといえる。自分の生まれ育った文化になかったことを受け入れるというのは、たいへんなことだと思う。


※操体法は自分で動きながら運動神経と感覚神経とを同時にはたらかせ、自律神経本来の働きを取り戻す運動療法です。自分にとって気持ちのよい動きを見つけ、ちょうどよい加減で動きます。
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