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真夏ならではのぜいたくな過ごし方
2011/08/12(Fri)
早朝の川辺にテントを張る。朝一番の空気と、まっさらな朝露の草の中を歩き回る。軽快な音を立てて光を散らす流れにさそわれて、顔を洗い、首筋を洗い、腕をひたし、足を突っ込み、膝までつかり、ついにはざんぶりと頭を突っ込んで、髪を洗う。
爽快である。

夜明けのオレンジ色の空を見ると、もうジッとしていられない。白々と明るんでくる空と競争でもするように、とるものもとりあえず外へ飛び出してゆく。山か川へか決めないうちにアクセルを踏んでいる。たいていは、とある川辺に自分で地面をととのえた、ささやかなテント地。自分だけの秘密基地に向けてまっしぐらである。

テントを張ったら散策する。まっさらな新雪の上を歩くときの気分で、まだ誰も吸わない朝一番の空気と、誰も足を踏み入れていない朝露の草の中を、歩き回る。上流の水は冷たいが、軽快な音を立てて光を散らす流れにさそわれて、顔を洗い、首筋を洗い、腕をひたし、足を突っ込み、膝までつかり、ついにはざんぶりと頭を突っ込んで、髪を洗う。
爽快である。
平らな石の上で休む。鳥の鳴く声に耳をすませながら、草の葉にしがみついているカミキリムシと一緒に朝の光を背に受ける。お羽黒トンボがこげ茶色の羽をはばたかせながら水面すれすれを浮遊する。青く光るしっぽのトカゲが妙にキクキクした動きで斜面を登ってゆく。
川面をわたる風が通り過ぎて、少々肌寒い。

テントに戻る。夏の日差しを受けながら、本を読んだり書いたりうとうとしたりして過ごす。さんざん体があたたまったら水に入る。般若心経を唱える声が思わずふるえるほどに、冷たい流れである。じっと耐えてお経を続けていると、魚が集まってくる。体をつつきにくる、いや、かじりついてなかなかに痛い。そこも耐えてお経を繰り返す。そしてまた水から出る。岩の上で甲羅干しをする。風が渡る。

こんなふうに朝を迎えるのが、私の夏一番のぜいたくであり、バテ知らずの夏の過ごし方である。


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