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なかったことにはならないから、ごまかさずに歩んでいく
2011/06/28(Tue)
事故と治療とでダブルに傷めた片腕を、ここまで挙がるようにするために、どれだけの思いとどれだけの取り組みがあったか。投げ出すのはカンタンだったはず。ここまで歩んできたということにこそ価値があると今の私は思う。
ごまかしたくない。忘れもしない。なにが起こっても、あたりまえに生きていく。それが私たちの望むところだ。

あと半月ほどで、またあの日がめぐってくる。丸四年。十年以上が経過したかと思うくらいの、長い長い四年だった。もうスッカリいいと豪快に言い切りたいが、それはウソになる。全然なかったということにはならないものだな~とつくづく思う。開かなくなった口一つをとっても、確かに開くようにはなったが、みっともないことに、口を開け閉めしたり歯をくいしばってみたりと、しょっちゅうやるクセがついた。他にも細かいことを挙げればキリがない。
トータルで見れば自分は大変ラッキーだった。しかし操体法がなかったらという想像は、したくもない。

私と前後して事故にあった友人もまた、ひどいムチウチに苦しんだ。「ほら見て。腕が挙がるようになったよ」と笑顔を見せてくれたが、前方を経由してまっすぐ挙がるようになった腕も、ま横を経由して挙げようとすると途端にヘロヘロになる。
病院で治療されずに放って置かれたほうの腕は、操体法で間もなく元通り動くようになったという。神経ブロック注射を受けた腕のほうだけが、いまだに回復を拒んでいる。医者も副作用のことを非常に気にしていた様子だったが、治る見込みもなさそうだから、それならもうイチかバチかで。やらないよりやったほうがいいんじゃないかということで、次々にやられたということだったらしい。
「注射のたびにあっという間にひどくなって、とうとう病院逃げ出した」。時計の針を戻せるものなら。注射を受けなかったことにできるのならという思いが、この人の心を何度よぎったことだろう。

事故と治療とでダブルに傷めた片腕。それをここまで挙がるようにするために、どれだけの思いとどれだけの取り組みがあったかと、胸をつかれる思いがする。投げ出すのはカンタンだったはずだ。ここまで歩んできたということにこそ、価値があると今の私は思う。傷だらけの戦士だ、生きてるっていうことは、そういうことなんだな。
互いにふっと顔をくもらせ、どちらからともなく再び笑みを浮かべる。強がりと、あきらめと、開き直りと。
「えい、もう、よかたい。それでもまだまだうちらは元気にやっていけると!」「おう、そうたい!」。
「うちらにはもう操体法がある。これからどんな目にあっても、やってゆける!」「そうそう、そうたい!」。
ごまかしたくない。忘れもしない。なにが起こっても、あたりまえに生きていく。それが私たちの望むところだ。

それでは、そろそろ行きましょうか。


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